和室を洋室にリフォームした自宅ピアノ教室 / 東京でのリノベーション

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施工事例・お客様の声

和室を洋室にリフォームした自宅ピアノ教室

ご自宅でピアノ教室を営むHさん。リビングにつながる8畳の和室をレッスンのお部屋として使っていらっしゃいます。 経年による畳のけばだちが気になり、和室から洋室へのリフォーム(畳からフローリング)を行いました。

Before

After

工事内容

◆畳をフローリングに◆

リビングの隣にある和室を洋室にリフォームしました。
畳敷きの部屋は、畳の厚さに合わせて、他の部屋より床を低く設計している場合があります。リフォームではリビングと和室だった部屋の間に段差をつくらない様に高さを調整する事が大切です。Hさんのリフォーム工事を担当した大工が一番注意を払ったのが、リビングとの床の高さを合わせることでした。 床には、耐久性に優れたナラの無垢材を使用。足触りが良いのが特徴です。 また、床の色はお隣の部屋(リビング)の床と近い色を選ぶことで、リビングとの一体感と広がりを感じられるようにしました。

 

◆壁のクロスの貼り替え(真壁から大壁へ)◆

和室を洋室にリフォームする場合、柱をそのままにするか、柱を隠すかによって、部屋の雰囲気が大きく変わります。Hさんの場合、リフォーム計画当初は柱をそのままにすることを希望していらっしゃいましたが、壁紙をどれにするか検討しているときに、大壁(柱を見えない様にすること)に変更することになりました。

また、リフォームの場合、薄い壁紙だと下地の凸凹が目立つことがあるので、少し厚めの壁紙を選ぶようにアドバイスさせていただきました。

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*真壁(しんかべ)と大壁(おおかべ)の違い
柱が室内に露出している真壁(しんかべ)は和室に多い仕上げ方法です。反対に、壁が柱を覆い隠す仕上げ方法を、大壁(おおかべ)と言います。真壁は純和室の雰囲気がでますし、大壁は洋風な仕上がりになります。真壁仕上だったHさんのお宅の和室は、柱を隠すことでより洋室らしい雰囲気にしました。

参考:真壁(柱が見えて和の雰囲気)

参考:大壁(柱が隠れていて洋風の雰囲気)

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◆天井をクロスに変更。それに合わせて照明器具も変更◆

天井は板貼りからクロスに変更。壁と天井を同じ素材にして統一感を出しました。
洋室の雰囲気に合わせてシーリング照明からダウンライトに。 照明が出っ張らないので天井がより高く、より広く感じられます。

Before

After

 

◆押入れの襖(ふすま)を木製扉に交換◆

和室の建具と言えば、障子と襖。このふたつがそのままだと洋室の雰囲気に合いません。今回は、押入れの襖を無垢の木材の扉に交換して、洋室らしくしました。

After

 

◆リビングからの扉を大開口に変更◆

リビングと和室の間にあった間仕切壁(まじきりかべ)を一部壊して、大きな開口に折り畳み式の扉をとりつけました。リビングダイニングと新しい洋室がつながって開放的な空間が実現しました。扉を開ければ大空間。扉をしめればプライベートなレッスンの空間。メリハリがつけられるのが便利です。

After

 

◆床の間(とこのま)を書棚へ◆

ピアノのお教室を主宰しているHさんのお宅にはたくさんの楽譜やCD、書類などがありました。整理しやすく、取り出しやすくするための書棚を設置しました。オーダーの書棚は空間を無駄なく使えます。

 

 

 

インタビュー:リフォーム工事から2年を経過して

「リフォームのきっかけは?」

和室の畳が経年化でボロボロになっているのが気になって、リフォームを検討し始めました。 畳を交換することも考えたんですけど、畳はまた何年か経ったら張り替えすることになるでしょ。 我が家は自宅でピアノを教えていて、人の出入りが多いので、5年くらいで畳は傷だらけになっちゃうんです。フローリングにしておけば、これから先も使いやすいかな…と思って、洋室にしたいと思い始めました。

「どんなリフォームをしたいと考えていましたか?」

当初は床と壁をきれいにするくらいのリフォームをしようと思ってました。 カーテンも今まで使っていたものをそのまま使おうと思ってたんです。 床は、畳からフローリングにするとして、壁の柱はそのままで壁紙だけを貼り替えるだけでいいかな…と思ってたのね。 でも、営業さんとの打ち合わせを始めて、洋風のクロス(壁紙)を選んでいたら、柱の存在が気になりだしてしまって。 部屋の中に柱が見えていると、どうしても和室の雰囲気が残っちゃうから、なんだかしっくりこなくて。 せっかく洋室にするなら、柱も見えなくしたいなって思うようになりました。

「リフォームの打合せはどんな風に進みましたか?」

実際に家に来ていただいて、こちらの希望を話して、アドバイスをいただきました。 壁紙のショールームなどへも何回も付き合っていただけて、とても助かりました。 壁紙ひとつでも、新築用、リフォーム用、壁用、天井用とか用途によっていろんな種類があるので、エアサイクルハウジングの方が同行してくれて、アドバイスいただけたのが有難かったですね。
和室には床柱(とこばしら)があったんですけど、和室の雰囲気が残っちゃうのが嫌だったんです。そこで、床柱を削ってもらって、洋室の雰囲気に合うように隠してもらいました。
それから、照明もダウンライトが格好いいな~とか、リフォームを検討し始めたら、他のところもいろいろ気になり始めちゃいましたね。(笑) 打合せ中に営業の方から、床の間スペースだったところを「書棚にしたら?」と提案していただきました。これがとても使いやすくて。たくさんある楽譜などがスッキリとしまえるので便利です。

「打ち合わせで迷ったことはありましたか?」

床の色ですね。これは最後まで迷ったんですよ。最初は落ち着いた雰囲気が良いかな…と思って、濃いめの色を選んでいたのですが、「リビングの床と同じような色にして、二つの部屋のつながりを持たせることで広さを感じられるようにしては?」と提案いただいて。結局、ご提案いただいた色に決めました。ギリギリまでお待たせしてしまって営業さんには迷惑かけちゃったけど。

 

「家に住みながらのリフォームは不便なところはありませんでしたか?」

う~ん…別に困ったことはなかったですね。 和室とリビングの間には薄いビニールシートが天井から吊るされていて、まるで病院の集中治療室みたいだったけど、そのビニールシートの向こう側で大工さんが工事しているのを見ながら、リビングで普通に過ごしてました。
あ、困ったことと言えば、大きな音がするときに、犬が吠えたくらいかな。それも滅多にありませんでしたけどね。

「リフォーム後の生活に変化はありましたか?」

スッキリ綺麗になって見栄えが良くなったことに、とても満足してます。 リビングとつなげた大開口の間仕切り扉を開けると、リビングと繋がって大空間になります。家でコンサートができるようになりました。

 

営業担当から

畳の和室を無垢フローリングの洋室にリフォームした、Hさんのお宅。

床には、耐久性に優れたナラの無垢材を選びました。
また、床の色はお隣の部屋(リビング)の床と近い色を選ぶことで、リビングとのつながり、広がりを感じられるようにしました。床の色は部屋の雰囲気を左右するので、Hさんもぎりぎりまで迷っていらっしゃいましたが、ここで「まあいいか」と決めてしまうと、あとあと後悔が残ることにもなります。家はお客様にとっては毎日を過ごす場所。そこに後悔が残ることはストレスになりますから、じっくり考えていただくのが良いと思います。決定に至るまでは、薄い色の床と濃い色の床のそれぞれのメリットとデメリットを説明させていただきました。

和室を洋室に変えたいというリフォームのご要望はとても多いですが、どれも同じという訳にはいきません。 住んでいる方が、その部屋をどのように使うかによって、床材、隣の部屋との繋がり方、収納計画なども変わってきます。 そこでどんな暮らしをしたいか…じっくりお聞きしたうえで、お客様一人一人にぴったり合うリフォームのご提案をしています。

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